はじめに
自己紹介
初めまして。カミといいます。
この度ブログをというものをはじめてみました。
普段はyoutubeとかニコニコ動画に
こんな動画とか
こんな動画を投稿しています。
このブログについて
このブログでは自作のエフェクターや機材についての記事を投稿していこうと考えています。
主にアコギ系の機材や歪みエフェクターをつくって投稿していく予定です。
ゆっくりと更新していくのでこれからよろしくお願いします。
自己紹介はこのくらいにしてここから本編に入っていこうと思います。
構想
目指すプリアンプ
この記事では
これとか
これみたいな3つ以上のピックアップを使ったエレアコのシステム用のプリアンプ作っていきます。
想定するシステム
ちょっとわかりにくいですがこういうようなシステムのイメージです。(ほんとはここにコンプやら歪やら空間系やらが入りますが…)
ミキサーは取り敢えず置いといてこの図のような3chの入力を個別に出力できるプリアンプを作っていきます。
知る限りでは3chのアコギ用プリアンプは見たことがないので多分世界初じゃないかなと思います。
(実際プロの方で3chのシステムを採用している人でもデジミキを使ったり boss LS-2を三台使ったりしているのでマジで無いんだと思います)
回路
ベースとなる回路
回路は以前解析したtrial dual input preampをベースにします。(上の方にその時の動画を張り付けているのでよかったら見てみてください)
改良点
上の回路図のTip側の回路にRing側の位相反転回路を加えた回路にしていきます。
また電源回路にも手を加えます。
最終的に回路はこんな感じになりました。(画質荒くてすいません💦kicadから上手く出力できなくて…)
これは1チャンネル分の回路です。実際にはこれを3つ搭載します。
基本的にはdual input preampのTipチャンネルそのままなのですが
- 位相反転回路をつけたこと
- VCCにバッファーをつけたこと
- 電源回路に三端子レギュレータをつけたこと
の三点変更を加えています。
位相反転回路をつけたこと
これはそのままですね。
dual input preampでは片側にしかついていなかった位相反転スイッチを全チャンネルに搭載します。
3chあるとすべてに位相反転スイッチがあった方が何かと便利なのでこうしました。
VCCにバッファーをつけたこと
これもよくある改造ですね。
歪みエフェクターだとSuhr riotなんかがやっています。
オペアンプの片方の回路が余っていたのでこういうようにしました。
あるなしで厳密に聞き比べたわけではないですが一応ノイズ対策に効果があるようです。
電源回路に三端子レギュレータをつけたこと
これがこの回路のキモです。
電源のローノイズ化とチャンネル間のクロストークを防ぐ狙いがあります。
これによって自作系機材でよくある既製品に比べてノイズが多い現象を防ごうと考えました。
まとめ
- ソロギターでよくある3chのシステムに対応したプリアンプを作る
- 回路のベースはtrial dual input preamp
- 移送反転スイッチを追加したことと電源部に大幅な改造を加えた。
こんな感じで3chアコギプリアンプを作っていきます。
次は多分基盤、製作編になるかと思います。
初めてのブログなので何かとご迷惑をかけると思いますがよろしくお願いします。
コメント
オリジナル回路の方を見させて頂いたところ、バイアス電圧を与えるべきところがGNDとなっている等、基礎的な電子工学を学ばずに設計をされているのでは無いかと思いました。
既存製品の回路トレースは丁寧にされておりますので、ものづくりの姿勢は素晴らしい方なのだと思います。
位相スイッチの切り替えやポットを回す際のノイズなど、細かい所で理想的なスペックが出ていないのでは無いかと思います。
是非基礎的な電子工学を身につけ、独自のアイデアや行動力がより高いレベルで実現される事を願っております。